男で失敗してまーす

2002年5月28日
みなさんは「大殺界」って信じますかあ?細木数子先生の、六星占術の、12年に一度に巡ってくる、何をしてもうまくいかないっていう、最悪な年ってやつでーす。

・・・いやいや。男のことを書こうと思ったら、ふと思い出しました。おととし、その「大殺界」でした。で、昨年、その余波の年を抜けました。よくよく考えたら、ついてない数年だったなあ。ことに男に関しては。ふられる、ふられる。こんなに小気味よくふられまくったのは、初めてですよ。へへへ。まあ、大殺界のせいにしときましょーや。

さて、こないだ、男で失敗してる、なんてな話をしてるときに、具体的にどういうことを「失敗」というのだい?という話になりました。うーん、詐欺にあうとか、とんでもなく暴力を振るわれるとか、そういう具体的な「被害」のことをいうのでしょう。

確かに男で失敗というとそういうことなのかなあ、とは思うのですが、なんでしょう、わたしはまだそこまでヒドイ目にあったことは、幸運なことにありません。んで、そんなワタシが失敗したなあ、と思うときってなんだろな、と考えました。

「いやー、なんであんな男を好きだったのかねえ」と後悔するときなのかな。いや、でもそれって失敗とはいえないだろうなあ。失敗というにはおこがましいよなあ。

そう考えると、酒で失敗してる、ってほうが自信を持っていえます。

平塚は、太陽の街。

2002年5月26日
渋滞を避けて南へ南へバイクを走らせていたら、平塚に着いちまいました。江ノ島あたりにしたかったんですがね、混んでました。道路も、海さえも、すげーウィンドの大渋滞だったなあ。

さておき、今日も長文です。

平塚は、いいですねえ、いいねえ。太陽がさんさんと照ってました。平塚なんちゃら会館のはす向かいにバイクをとめて、あっちへふらふら、こっちへへらへら、歩きまわってるうちに、小腹も空き、ここはいっちょ平塚名物でも食うか、と真剣に探し始めたのだが、案外そういうとこってないもんですねえ。目に入るのは、馴染みのファーストフード店か、こじゃれたエスニック料理屋か。

しかし、なんと運のいいことか。一軒、これぞ、という店を発見。おばちゃん3人がやっている、ラーメン屋。「老郷」って名前だったか。メニューが「湯麺」「味噌麺」(たぶん味噌ラーメン)「餃子」の3つしかない。ビールさえもない。コの字のカウンターに座ると目の前には、回転寿司にある、お茶がでてくるアレと、その横にきちんと並んだ2つのコップ。コップをアレに押し付けると、水がでてくる。ちょっと笑いました。

「湯麺をひとつ」と頼むと出てきたのは、ワカメがてんこもりのラーメン。麺は白く、細めのうどんを彷彿させる。ずるずるっとすすると、案外、しょっぱい。旨いのか?うーん、たぶん旨いんだろう、と思いつつすすり続け、ついに食べきってしまいましたが、今思い返せば、あれは海の水の味である。

そのあと、駅前で焼きたて饅頭を買い、バイクに座ってお茶とともに賞味しました。これは間違いなく旨かったですぞ。白餡で、甘み控えめ、ほくほくで。これはお勧めです。いや、ラーメン屋もお勧めですがね。

帰り道、夕立にあいました。んで、その前に、妙にバイクがガタガタと音をたてるなあ、と思っていたら。横浜の交差点でバイクを止めると、後ろから女の人が走ってきました。
「ナンバー取れましたよ」
「へ?どこでっ?」
「保土ヶ谷バイパスの辺で」
女の人は、信号が変わるとみて、走って車へ戻っていきました。ありがたし有難し。彼女に会釈をして、小雨降る中、大急ぎで戻ると、ありました、ありました。車に踏まれ、ぺこんぺこんになったナンバーが。

無事回収してほっとするもつかの間、雨は大降りに。雷も鳴ってる。そそくさと、ケンタッキーへ逃げ込み、雨をしのぐことにしました。そこへ入ってきたのは、タンデムツーリングの途中とおぼしき若い男女2人。よくしゃべる彼女と、無口な彼。背中越しにその会話を聞きながら、ええのお、これが青春ってやつなのかのお、と思ってほのぼのとしておりました。

・・・なーんて思い出しながら、今、近所のスーパーで買ったアジを食らっておりまする。なんで平塚で買わなかったんだろうなあ。

しかし、平塚はいいっすよ。サーフボードを横に下げた自転車がのんびり行きかうその上にも、どの家の上にも、太陽が降り注いでいる。都内でちまちまとバイクを乗りまわすのがバカバカしくなってきましたです。
最近、「湘南爆走族」にハマってます。いいんだなあ、これが。なんで好きか、って考えたら、「海」「湘南」「バイク」がセットになってるってだけで、もう、たまらん。別に湘南出身じゃあないし、族にはいってわけじゃあ、ないんだけどさ。青春ってヤツへの憧れかねえ。へへっ。

んで、
思い返せば、誕生日の翌々日。おいらのバイクは雨の中をやってきたのだ。結果的に、誕生日プレゼントとなり、わたしの28歳はヤツとともに始まったといってもいーのではないか?

ある日、何がきっかけだったかなあ。なんか、海岸沿いの道をすたこらさっさと、風を受けながらバイクに乗ってる自分の姿が、急に、そして、明確に思い浮かんだんだ。そっから、手に入るまでが異様に早かった。バイクほしいんです、って周囲に言いふらしてたら、ガレージに眠ってるのがあんよ、格安でゆずっちゃろうか、という知人の知人にばったり会い、とんとん拍子で話はまとまり、今に至る、ってわけです。いやあ、なんてラッキーなんだろう。神さんが、乗るべくして乗れるように手配してくれたとしか思えない。

シカシ、
7年ぶりに乗ったわけなんだけど、その久々のバイク乗車の感想は、正直言って、怖い。車を追い越して蛇行運転なんて、とんでもない。車すれすれに走ってるだけで、吹っ飛ばされそうな気がする。急に止まるタクシー、急にドアを開ける路肩駐車の乗用車。そいから、強い海風でも吹こうものなら、反対車線へ飛んでいきそうになる。もうそのたんびに、吐きそうなほどの恐怖に襲われる。もう乗りたくねえよお、と泣きたくなる。

が、楽しいのだ。ぶるるんと震えるエンジンの鼓動と、なんといっても、いつでもどこにでもいけるっていう自由。メットの下で、へへへっと笑っちまう。これを経験すると、電車通勤がとてつもなく、苦痛だ。本が読めるのは嬉しいが、人と人に挟まれてるのがたまんなく窮屈なんだな。

まだ一ヶ月とたってないのだが、まあ、それなりにいろんなとこへ行ってみました。その時々にいろんな感想があるんだけど・・・それはまた後ほど。

最後に、車ユーザーの皆さん、バイクのりは大切にしてくださいまし。おいらたちは、ちょっとぶつかって、ぺしゃってコケたら、死んじゃうんだから。いや、わかりますよ、目の前ちょろちょろされたら目障りだし、スリ抜けられたら、ムカつきますよね。でもね、死んじゃうんだから。

というのが、知人の意見であります。

でも、いやほんと、大事にしてねん。オネガイっ。
まあ、身近な人の話ですが、30代後半が集まると、世の中を憂う話ばかりだそうですよ。どうなっちゃうんだ、日本、ってさ。

さて、私だが、世の中憂いちゃ、おりません。最近のニュースを見れば、いやーな気分にはなるけれど、憂うことはない。なんでかっていうと、自分のことで精一杯だからさ。あした、5年後、10年後、食っていかなきゃいけないからさ。憂いている暇はないのです。憂いている人は、余裕があるのかなあ、と羨ましくなったりするわけです。これはかなりヒネくれた考えなのでしょうか。子供がいれば、また違うと思うし、それこそ28歳独身女が言うとしたら、お前は勝手だ、と言われても仕方がないよなあ。

でもね、うーん、気持ちはわかんなくはないが、憂いてどうするよ、と思うのも事実。憂いている暇があったら、なんとかしろよ、と思うのだがなあ。どっちかというと、憂いている30代後半がいるってことのほうが、私は憂いてしまうなあ。

うーん・・・。否定も肯定もできませんです。


海が好きな女、ということが、プロフィールになっているのですが、私はサーファーではありません。もちろん、漁師でもないし、グリーンピースでもないです。

まだまだ可愛らしい女学生であったころ。失恋しただあ、将来のことを考えるだあ、で、よく一人で海へ行ったもんです。しかしですね、ちっとも安らがなかったし、希望も見出せなかったし、スカっともしなかった。ある日、江ノ島なんかに行った日には、海を見るどころか、堤防の上に、逆に陸上を向いて胡坐書いて、人の流れを見ていたくらいです。そのほうがよほど落ち着いてました。思うに、自分の気持ちを見つめなおすには、海は広すぎたのでありましょう。

それが変わってきたのは、ここ1・2年でしょうか。おそらくは、酒と親しむようになったからでしょうか。ひいては戻る波の動きや、日差しの加減によって光る海を見ていて、心が安らぐようになりました。もっとも、気持ちいいと感じるのは、海岸沿いに走る県道なぞを、時速30キロで流してるときです。ずっと変わらぬ風景。そういうものが心地よく感じるようになりました。あとは潮風。海岸は、常に風が吹いています。とどまることを知らない空気の移動。普段、よどんだ空気の中に過ごしているからでしょうか。

数年前に感じた、広さ、変わらぬことへの不安はまた違うものに変わってきているようです。広いゆえに、小さな動きが微妙に表情の変化を見せること、また変わらないもののほうが貴重に思える、という感情。そういうものが海へと、私を誘うのでしょうか。

いやいや、それこそ、人と人の摩擦が、妙にやんなっちゃったのか。

っていうほど、世の中を憂いてはいませんがね。
海はいいです。一回、海の中にUFOを見たことがあります。言ったって、誰も信じちゃあ、くれませんがね。場所は由比ガ浜ですわ。

28歳の誕生日

2002年5月22日
「Age27」なんちゅーコラムを、自分のHPにつくってました。10回も更新しないうちに、28になっちまいましたとさ。だって自分のHPは、htmlやらなんやら面倒くさいんだもん。

さて、
ここ数年、なぜか、誕生日が休日に当たることが多いのですよ。と、なるとですね、予定でも入れない限りは日がな一日1人なわけですよ。想像してみてください。一人暮らしの女がたったひとり家にいて、テレビだのビデオだのを見ながら過ごす誕生日。絵に描いたような孤独が、ひしひしと迫ってきませんか。迫ってこないあなたはきっと幸せものです。

さてさて、
28歳の誕生日、まさに、ひとりっきりでした。そういえば、27の誕生日も一人でした。但し27歳のときは、ワザと一人でいましたね。なんかね、誕生日だからって人を求めるのが嫌だったんです。この特別な日に、会いたいとも思わない人たちとわいわいやるってことが、1人でいるよりも寂しい、と思ったんですな。そういえば、何人かが飲みに誘ってくれました。よくよく考えなくても、有難い好意でしたね。悪いことをしたな。そして今年、きっとそのしっぺ返しが来たんですわ。家族以外からのおめでとうコールはおろか、メールも来なかったのさ。へへーんだ。

でね、これは強がりなのか、なんなのかよくわかんないんだけど、「寂しくなかった」のです。人恋しくもなかったのです、あんまり。去年はシャンペン買ってきて、1人でグラスを掲げ、「オメデトウ」なーんてやってみたんですけどね(うわ、恥ずかし)。そうですよ、きっとアレですよ。トシをとると、誕生日が嬉しくないとか、誕生日を忘れちゃうとか、言われますよね。まさにソレなんでしょうかね。結論はそういうことなんすかね。しょうもないオチでしたね。しょっぱなからスミマセンね。

そんなこんなで、Age28、スタートです。

>>ゆっけさん
さっそくリンクありがとうごさいました。
お礼にリンク返しっす。

1 2

 
28

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索