通じ合わない2人

2002年9月25日
恋愛関係ではない2人。年の差は10歳以上はあるでしょうか。最近までとても仲良しだったのに、ある日突然通じ合わなくなってしまった。

何が起因だったのだろうか。知る由もない。ある日、突然、一方は一方を攻め、一方は一方に心を閉ざし、話をしても平行線のまま。

本当は、深い根っこの部分で、お互いの気持ちはわかりあっているような気がするのに。わかっているからこそ、許せないのか尊敬できないのか。

人と人がわかりあえなくなってしまうときって、いつも同じだ。ほんとうのやさしい、かなしい心が気持ちの底に押し込められてしまったときだ。自分に自分の言い訳をつくってしまったときだ。

あとで思い出せば、本気で話し合っていたことさえも、偽りに思える。本当は、ほんとうは、そんなことが言いたかったわけではなく。

本当に、心配してるんだよ、本当にわかってほしいんだよ、ってそれだけなんだと、思う。

坂本竜馬が、薩長同盟を成し遂げたときのひとことは、坂本が西郷に言った「長州がかわいそうじゃないか」という、本気の涙混じりの一言だと、いう。それで犬猿の仲であった両藩の気持ちはほどけ、歴史が変わったのだと、司馬遼太郎は言っていた。

そんなに大げさなものではないにしろ、そういうもんだと思うのに・・・。わたしはこのまま黙って見ているだけで、いいのだろうか。

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