漁港の朝市
2002年5月31日神奈川県、三浦半島。横須賀、葉山、逗子。根元には鎌倉。その先端に、三崎市という小さな漁港の町があります。目の前には、城ヶ島。三崎も城ヶ島も、横須賀、鎌倉に比べればずいぶんマイナーな観光地ではあります(お住まいの方、すみません)。
しかし、好きなんだなあ。
三崎の町では毎週日曜日、朝6:00から、朝市を開いています。三崎はまぐろの水揚げで有名な漁港です。「かまとろ」を1パック1000円で売る店、平箱いっぱいのソラマメを500円で売る店。安さも魅力ですが、何よりも新鮮。コンビニで、醤油と白飯を買い込んで、港べりに腰掛けて食う。二日酔いじゃなきゃ、ビールでもいい。目の前には、夜が開けたての海。どんなもんだって、旨くないわきゃないでしょう。食い終わってのんびりしてりゃあ、見知らぬおっちゃんが、「食後のデザート」とバナナを分けてくれる。
おなかがくちくなったら、城ヶ島で昼ね。直射日光をさけて、岩場の影にレジャーシートを敷いて、寝る。横をフナムシが走っても気にしない。子供が磯で滑ってこけて水浸しになって、きゃーきゃーさわいでも気にしない。海からは風が吹いてくる。
一眠りしてすっきりしたら、三崎の町をぶらり。蔵が点在している。20分も歩けば一回りできる。木造二階建ての民家の窓窓には、洗濯物がはためいてる。鍵なんかかけない。1階の通りに面した窓も開けっ放し。壁にかかるカレンダーの予定まで見える。玄関横の縁側で、うちわをつかうお母さん。まわりを三輪車で走り回る子供。「床屋行こうと思ってるんだけど」「この時間は、混んでるってさ」そこへ来たおばちゃんが「今は混んでないよお」。
7月には祭りがある。つがいの獅子を、争わして、狭い路地を駆け抜けていく。たまたま、練習しているところに通りかかると、「あんたらもやってみるか」と獅子の袖を持たされる。びっくりするくらい振り回されて、ぜいぜい言っていると、ビールが差し出される。「本番もおいでよ」。で、本当に行ったら、「あんときの人かい」と、今度はちょうちんを持たせてくれる。ニカっと笑う。
誰かにとっては、当たり前の風景?・・・なのかもしれないですね。
えらく懐かしいのは、えらく涙が出そうになるのは、
「東京」って街で、ひとりで生きているからなのかな。
今日も三崎に行ってきました。
しかし、好きなんだなあ。
三崎の町では毎週日曜日、朝6:00から、朝市を開いています。三崎はまぐろの水揚げで有名な漁港です。「かまとろ」を1パック1000円で売る店、平箱いっぱいのソラマメを500円で売る店。安さも魅力ですが、何よりも新鮮。コンビニで、醤油と白飯を買い込んで、港べりに腰掛けて食う。二日酔いじゃなきゃ、ビールでもいい。目の前には、夜が開けたての海。どんなもんだって、旨くないわきゃないでしょう。食い終わってのんびりしてりゃあ、見知らぬおっちゃんが、「食後のデザート」とバナナを分けてくれる。
おなかがくちくなったら、城ヶ島で昼ね。直射日光をさけて、岩場の影にレジャーシートを敷いて、寝る。横をフナムシが走っても気にしない。子供が磯で滑ってこけて水浸しになって、きゃーきゃーさわいでも気にしない。海からは風が吹いてくる。
一眠りしてすっきりしたら、三崎の町をぶらり。蔵が点在している。20分も歩けば一回りできる。木造二階建ての民家の窓窓には、洗濯物がはためいてる。鍵なんかかけない。1階の通りに面した窓も開けっ放し。壁にかかるカレンダーの予定まで見える。玄関横の縁側で、うちわをつかうお母さん。まわりを三輪車で走り回る子供。「床屋行こうと思ってるんだけど」「この時間は、混んでるってさ」そこへ来たおばちゃんが「今は混んでないよお」。
7月には祭りがある。つがいの獅子を、争わして、狭い路地を駆け抜けていく。たまたま、練習しているところに通りかかると、「あんたらもやってみるか」と獅子の袖を持たされる。びっくりするくらい振り回されて、ぜいぜい言っていると、ビールが差し出される。「本番もおいでよ」。で、本当に行ったら、「あんときの人かい」と、今度はちょうちんを持たせてくれる。ニカっと笑う。
誰かにとっては、当たり前の風景?・・・なのかもしれないですね。
えらく懐かしいのは、えらく涙が出そうになるのは、
「東京」って街で、ひとりで生きているからなのかな。
今日も三崎に行ってきました。
コメント